アーカイブ | 1月 2017

  • 低用量ピルを服用時に起きる消退出血ってなに?

    低用量ピルを服用していると、休薬期間中に消退出血が起こります。この消退出血は普通の生理とは何が違うのでしょうか。 女性の体の中にはエストロゲンとプロゲストロンという2種類の女性ホルモンがあり、この2種類のホルモンの働きによって排卵が起こって妊娠したり、妊娠しなかった場合には生理が起こります。生理は子宮の内側に出来る子宮内膜が剥がれ落ちたもので、受精卵が着床する場所として毎月厚くなっては妊娠しない場合に剥がれ落ちる、というサイクルを繰り返しています。生理も消退出血もどちらの場合にも子宮内膜が剥がれたものという点では同じです。しかし生理の場合には排卵が起こっていますが低用量ピルを服用している場合には排卵が起こっていないので生理と消退出血は別のものだという意見があります。一般的には低用量ピルを服用したことで起こる子宮内膜の脱落を消退出血と呼んでいます。 低用量ピルを服用していると女性ホルモンのバランスがとれているため、子宮内膜は厚くなりすぎないという特徴があります。そのため、生理の量が多すぎる人や生理の期間が長すぎる人が治療のために服用することもあります。低用量ピルは21日間はホルモンの配合された実薬を服用し、その後7日間の休薬期間に入ります。休薬期間は女性ホルモンの体内での濃度が一気に減ってしまうため、そこで身体が「子宮内膜を剥がすタイミングだ」と判断することで消退出血が起こります。休薬期間に入ってから2~5日後に起こり、経血の量は通常の生理と同じくらいです。消退出血が続いている、続いていないにかかわらず、7日間の休薬期間が終わったら再び21日間の実薬の服用を行うというサイクルを繰り返します。